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令和8年度「とうきょう すくわくプログラム」報告書

0歳児(もも組)

〈0歳児〉すくわくプログラム報告書 6,7月

2026-07-31
1.活動のテーマ
〈テーマ〉音を鳴らす

〈テーマ設定の理由〉
0歳児クラスの子どもたちが、好きなおもちゃを持って遊ぶようになった。
おもちゃを握ったり振ったり叩いたりして、音を鳴らすことの面白さに気づき始めたので、自分の手で音を出す喜び、その音を保育士と一緒に鳴らすなど経験できるようにする。
2.活動スケジュール
  • 10~20分程度/複数回/3~5人
  • ミルク缶、手作りマラカス
3.環境をデザインする
【環境】
保育士は、子どもたちが何度も繰り返して遊びたくなるような雰囲気を大切にした。
新しいおもちゃが増えても、焦らず子どもたちが自分のペースで試し、確かめられるようにた。
【人的環境】
子どもがマラカスを見せてきたときは、保育士もマラカスを持って鳴らした。
子どもがミルク缶を叩いているときは、側で見守りながら、「○○ちゃんも叩いてるね」と友だちの様子を言葉で伝えた。
【物的環境】
マラカス(ペットボトルにビーズを入れたもの)、ミルク缶(空の粉ミルク缶)を用意。
手で握りやすく、振る、叩く、転がすなど、色々な遊び方ができるようにした。
【活動環境】
マラカスだけの予定だったが、振るだけではなく叩いたりしていたので、ミルク缶も用意した。
計画を固定化せず、子どもたちがやりたくなったことに応えるようにした。
手作りマラカス
ミルク缶の太鼓
4.探究活動の実践
◆ マラカスを握ってみる
マラカスを低月齢の子どもの前に置くと、手をのばすと倒れて転び「カラン シャカ」と音が鳴った。
高月齢の子どもたちは片手や両手にマラカスを持って、振って「シャカシャカ」と音を鳴らしたり、保育士の方を見て鳴らして見せてきた。
▶ 子どもの気づき
自分の手を動かすと、音が出ることに気づき繰り返し音を聞いていた。
マラカスを見つめながら、上下に振ったり、横に揺らしたり、いろいろ試している子もいた。
▶ 保育者の関わり
保育士は、子どもが見せてくれたときに、別のマラカスを持ち同じように鳴らすと、表情が明るくなり「一緒だ」という喜びが伝わり、保育士が話しかけずとも一緒に鳴らし続けて共感し合った。

ミルク缶に出会う
マラカスでの遊びが落ち着いた頃、ミルク缶もさすとて、低月齢の子は、腹ばいになってミルク缶に手を伸ばし倒れて転がると「カランカラン」という全く違う音がして、びっくりしていた。
座ってミルク缶を抱えいた子が、ふたの部分を手で叩くと「トントン」という音に気づき、繰り返し叩いていた。その様子を見た子が、すぐに同じように叩き始め見よう見真似で叩いて、音を楽しんでいた。
▶ 子どもの気づき
マラカスとは違う音や転がすとまた違う音が出る、叩くと音が出ることに気づき、いろいろな音に気づきいた。
▶ 保育者の関わり
子どもたちは転がす、叩く、聴くなど一つひとつの動きを十分に楽しめるようにした。すると一人の子が友だちと背中合わせに座り、友だちと一緒にミルク缶を叩き始めた。

友だちと一緒に音を鳴らす
二人の子どもが背中合わせに座り、同時にミルク缶を叩き始め、同じ動きや音を共感しているように笑い合っていた。
▶ 子どもの気づき
自分の音だけではなく、友だちの音も聴いたり、一緒に鳴らすと嬉しいと感じ始めていた。
▶ 保育者の関わり
保育士は、その様子を静かに見守りながら「○○ちゃんも叩いてるね」と、友達の名前を言ったことで、友だちの存在を感じられるようにした。

5.活動の様子が分かる写真
手作りマラカスを手に持とうとする
腹這いでマラカスを取りにきて、握って振っていた
両手にマラカスを持って振って音を聞いていた
ミルク缶を触ってみようとする
ミルク缶を叩いて出る音を楽しんでいた。
友達と背中合わせに座って、音を鳴らして確かめ合っていた。
6.振り返り
手を動かすと音が鳴ることに気づき、同じ動きを繰り返しながら、「自分でできた」という喜びも味わうことができたと思う。
保育士が一緒にマラカスを振って音を鳴らすと、子どもたちはさらに楽しそうな様子を見せ、自分の音と保育士の音が重なることで、一緒に遊ぶ楽しさも感じたと思う。その後も自然と友だちとも一緒に音を鳴らして遊ぶ姿も見られ、音を通して友だちと関わりにもつながったので、遊びの中で子どもの成長へとつながるように関わっていこうと思う。
マラカスを用意したときに保育士が振って見せてしまったので、音の出す仕草が振るだけになってしまった部分があったので、音への興味や関心など一人ひとり違うと思うので、次回は、自分のペースで楽しめるように、遊びや素材を工夫していきたいと思う。
少しずつ遊びや生活の中で友だちとの関わりも見られるようになってきたので、音の活動を通して友だちへの関心や親しみを感じられるように進めていきたいと思う。
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