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園のブログ

海の活動(幼児活動)

2024-08-20
「海の冒険に行きたいな~」
 クラスで繰り返し絵本の読み聞かせで楽しんでいる『わんぱくだん』シリーズの物語の世界で友達と遊びたい、やってみたいという思いを受けて、秘密基地ごっこ遊びをしたり、ロボットを作って遊んでいきました。
  次に、船に乗って冒険に行く物語から「船つくろうよ」との子ども達の思いから、夏祭りの神輿は船を作りました。みんなで掛け声をかけながら練り歩き、船神輿を保護者の方々に披露することができました。
   数日後、「この船に乗りたいな」と一人の子どもがつぶやくと「みんなでは乗れないから、大きい船を造ろうよ」と他の子どもがアイデアを出してくれました。子ども達と相談して四角のたらいやビニールプールを土台にして段ボールで囲い 、黄緑色とオレンジ色の2隻作ることを決めました。色塗りでは「ここを塗るから〇〇ちゃんはここを塗ってね」と友達と役割を決めながら進め、塗り残しを見つけると「ちゃんと塗らないと船ができないもんね」と丁寧に塗りあげ船ができました。早速友達と誘って乗り込み「進め~」と大海原へ出港させていました。
 
 海へ冒険に出たものの「魚がいないよ」 と何かが足りないと子ども達は感じたようです。幼児クラスでお祭りの余韻も楽しんでいたので、3歳児クラスと4歳児クラスにも相談し、みんなで海の活動をしようと決め、次の製作活動へとつながっていきました。
 
 泡の感触遊びをクラスで楽しんだ次の日には、しゃぼん玉アートをやったことがある保育士からアドバイスをもらい、子ども達もしゃぼん玉アートに挑戦しました。しゃぼん液に絵の具を混ぜるところから興味津々で、泡が紙に落ちた瞬間に青に染まる様子に歓声をあげ賑やかな製作風景になりました。
 
 はじき絵で魚や子ども達が想像する海の中の生き物を描き壁面に飾り、更に「どんな魚が海にいるかな」と子ども達と話し合い「虹色の魚」「マンボウ」など様々な魚を大きな紙に絵の具で描き保育室内に飾りました。3歳児クラスの子ども達も「くじら」「うみがめ」を描いてくれたので、一緒に飾り賑やかになりました。サンゴ礁の絵を5歳児が描いた「カクレクマノミ」の絵と一緒に並べ飾ると「ニモ よかったね」と優しく話しかける子がいてほっこりしました。
 
 家族で海や水族館へ出掛けた時のことを話し始めた子ども達から「クラゲがいたよ」「刺さると痛いって」など盛り上がっていたので、保育士が廃材(段ボール)で形を作り子ども達が色を塗って「海亀」、オーロラ紙を貼って「くらげ」ができ上り、「たこ」「いか」の足は輪つなぎで作り天井から飾ると「本物みたい」「大きいね」と言いながら眺めていました。
 絵本「わんぱくだん」シリーズの中で、海の冒険後に貝殻をもらう物語もあり「貝殻もあったらいいね」と盛り上がる子ども達の会話を耳にしたことで、5歳児はコーヒーフィルターを使った貝殻のモビールを作り「みんなにもあげたいな」となり貝殻のペンダントを作り全園児にプレゼントをしました。
  海の遊びの当日は朝からクラス内にブールシートを敷いたり、ブルーのビニールを貼り巡らせ海の中の雰囲気を作り、園長先生達と作ったゴーグルをつけ、クラゲや大きないかが泳ぐ中を船や亀を引っ張って遊んだり、たこの輪投げやさめ叩きゲームなどを全園児で楽しみました。子ども達はゲームをしたり、船に乗ったり、海のトンネルとくぐったりと思い思いに自分の遊びを楽しんでいました。
 
 「わんぱくだん」のお話から始まった5歳児海の遊びは、全クラスに広がり、それぞれのクラスで絵を描いたり、人魚の遊び、写真が撮れるコーナーなど楽しい遊びに展開していきました。子どもも保育士も次は何をしようかと、遊びを考えるのが楽しくなりました。保育士は子ども達の思いを汲み取り、製作に繋げたり子どもが主体的に活動をできるようにしました。友達との関わりを大切にしたいという願いがありましたが、役割分担をして遊んだり、みんなで一つの物を作り上げ発展させていく姿に頼もしさを感じました。
 
 次は何に興味を持って、何ができるでしょうか。「わんぱくだん」のお話はまだまだ続きます。 
社会福祉法人慈光会 若葉保育園

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